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[4N3-GS-6-05] 拡散過程に基づくモデルによるトレースからユーザの意図を反映したキャプション生成への取り組み
キーワード:拡散過程、キャプション生成
近年、拡散過程を用いた生成モデルは連続領域において最先端の性能を達成しており、離散データ生成においても盛んに研究が行われている。本研究は拡散言語モデルを使って制御可能な自然言語処理タスクの一つである画像キャプション生成に取り組んでおり、画像から得られる情報のみだけでなく、ユーザが画像をなぞった軌跡(トレース)から推定されるユーザの意図を反映した画像キャプショニング手法開発を目的としている。トレースの滞在時間からユーザのその物体に対する興味度合いを図り、ユーザそれぞれのトレース順に応じて画像内の物体を説明し、インタラクティブなキャプションの生成を実現する。実験から、提案手法は拡散過程に基づくことによって非自己回帰にトレースの順番に応じて画像内の物体を説明し、滞在時間に応じてトークン数を確保することでユーザの意図を生成文中に表現可能であることを確認した。
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