[4T1-OS-6c] 信頼と文脈のインタラクションデザイン

[4T1-OS-6c-03] LSTMネットワークを用いたASD児と定型発達児の身体バランスの時系列予測比較

〇竹田 優那¹、瀬田 稀介¹、大本 義正¹、熊崎 博一²、岩永 竜一郎²、今村 明²、清水 日智²、寺田 和憲³ (1. 静岡大学、2. 長崎大学、3. 岐阜大学)

キーワード：ASD、スクリーニング、LSTM

自閉スペクトラム症（ASD）の診断には時間がかかり、定量的な方法が必要である。しかし、ASD児の症状は多様であるため、一貫したデータを得ることは難しい。さらに、ASDは運動協調や姿勢制御に影響を及ぼす。そこで我々は、ASD児と定型発達児では運動協調能力が異なるという仮説を立てた。我々はLSTMを用いて、片足立ちなどの協調運動中の身体の時間的変化を予測するモデルを構築した。ASD高リスク児とASD低リスク児の実際のデータとモデルの予測値を比較したところ、足首の角度変動における予測値と実測値の差において有意な差が認められ、SRS-2スコアと相関が示された。