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[4T3-OS-6d-01] 視覚的課題におけるXAIデザインの検討
キーワード:説明可能なAI、信頼、説明表示
本研究では,視覚的課題における説明可能なAI(XAI)の説明量を最適化するインタフェースデザインを検討するために2つの実験を行った.実験1では,古典的な視覚探索課題を用いて,説明の種類がXAIへの信頼に与える影響を検討した.その結果,(1)難易度の低い課題では,AIの解答のみが表示されることで信頼が上昇し,(2)難易度の高い課題では,AIの解答と解釈可能性の高いAIの注意のヒートマップの表示が信頼度を向上させることが示された.実験2では,実験1の結果に基づいてデザインされた説明表示が,課題のパフォーマンスに及ぼす影響について,応用的な識別課題を用いて実験を行った.その結果,(3)難易度の低い課題では,AIの解答のみが表示されると,複数の説明を表示したAIを利用した場合よりもパフォーマンスが向上し,(4)難易度の高い課題では,AIの解答と解釈可能性の高いAIの注意のヒートマップの表示が,その他複数の説明を表示したAIを利用した場合よりもパフォーマンスが向上することが示された.本研究により,ユーザの認知的負荷を削減し,最適に説明を提示するXAIデザインの重要性が示された.
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