2024年度 人工知能学会全国大会(第38回)

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[4Xin2] ポスターセッション2

2024年5月31日(金) 12:00 〜 13:40 X会場 (イベントホール1)

[4Xin2-08] 感情と行動の相互作用モデリング:アンケートと因果分析の統合アプローチ

〇村松 雄介1、稲津 正1、伊藤 修1 (1.株式会社本田技術研究所)

キーワード:行動経済学、産業応用、行動変容

製品やサービスが人々の五感に訴え、生活の質を豊かにするためには、行動と感情の複雑な相互作用を理解し、共感する価値提供が不可欠である。この目的を達成するために、本研究は、文献レビューと質的インタビューを踏まえた仮説構築と、その後のアンケートデータに基づく統計的因果探索を組み合わせるハイブリッドアプローチを採用した。行動プロセスデータの収集は、仮説に基づく人々の経験から行動と感情の経路を探索する質問紙を設計し、アンケートを通じて行った。深層学習による統計的因果探索モデル(Structural Agnostic Modeling, SAM)を用いて行動プロセスの因果関係を明らかにした。分析により、行動と感情の間に存在する因果関係と、仮説とは異なる新たな因果関係が明らかになった。この発見は、人間の感情と行動のジャーニーを解釈し、人間の多様な行動パターンをより深く理解するための基盤を築くものである。今後の研究では、この統合的なアプローチを用いて、さらなる行動パターンの探索を目指す。

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