[4Xin2-72] オンライン筆跡の筆者識別における各文字の字画数の影響について
キーワード:オンライン筆跡、筆者識別、字画数
タブレットで書かれたオンライン筆跡が、どの程度の精度で識別できるのかを検証している。文字の形ではなく、筆速や筆圧など、オンラインでのみ測定できる指標を用いて筆者の識別を試みた。各文字の字画数が識別率に影響を与えるか否かを検証した。筆跡データは、筆跡標本2019の中から、ランダムに様々な字画数の文字を20文字選択し使用した(401人、5回/人、400pixel ×400pixel×3)。字画数が2から15までの文字を選択した。各文字について7つの指標(ストローク数、筆記時間、筆記速度、最大筆圧、平均筆圧、筆圧の縦横比、筆速の縦横比)を計算し、筆者毎に平均値と標準偏差を計算した。そして筆者間の平均値の差を標準偏差で正規化した値を用いて、筆者を識別し、どの程度の識別率が得られるかを計算した。その結果、文字の字画数が多いほど、筆者の識別率が高くなる傾向が見られた。
講演PDFパスワード認証
論文PDFの閲覧にはログインが必要です。参加登録者の方は「参加者用ログイン」画面からログインしてください。あるいは論文PDF閲覧用のパスワードを以下にご入力ください。