2015年 第76回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

8 プラズマエレクトロニクス » 8.3 プラズマ成膜・表面処理

[16p-2Q-1~13] 8.3 プラズマ成膜・表面処理

2015年9月16日(水) 13:45 〜 17:00 2Q (231-1)

座長:荻野 明久(静岡大)

16:15 〜 16:30

[16p-2Q-11] 大気圧プラズマ浸窒焼入れにおける不均一硬化の原因調査と制御

〇三谷 将樹1、市來 龍大1、井上 貴史1、岩切 裕太郎1、赤峰 修一1、金澤 誠司1 (1.大分大工)

キーワード:浸窒焼入れ、大気圧プラズマ、プラズマジェット

我々はこれまで大気圧プラズマジェットを用いて、浸窒焼入れによる低合金鋼の表面硬化法の研究を進めてきた。目的としていた鉄‐窒素マルテンサイトの形成には成功したが、硬さ分布が非常に不均一であった。我々は硬さ分布の不均一性は表面温度に起因していると考え,温度依存性の調査をおこなった。その結果,残留オーステナイト形成が硬化層の軟化に関係していることがわかった。また,温度制御により硬さ分布の制御に成功した。