2016年 第77回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.2 評価・基礎物性

[14p-B5-1~12] 12.2 評価・基礎物性

2016年9月14日(水) 13:45 〜 17:00 B5 (展示ホール内)

大塚 洋一(阪大)、中山 泰生(東理大)

14:45 〜 15:00

[14p-B5-5] ポリピロールナノ構造化バイオセンサの性能向上の試み
-電気泳動電着法の適用

小野田 光宣2、D.M.G. Preethichandra1,1 (1.Central QLD大、2.兵庫県立大院工)

キーワード:バイオセンサ、パルス電解重合法、電気泳動電着法

高感度バイオセンサの構築に関する報告である。パルス電解重合法により酵素吸着表面積の広い皺状のポリピロール膜を作製し, 同時に少量のグルタルデヒドを添加して電気泳動法を適用して固定化層を安定化させたナノバイオセンサを構築した。このセンサは, 応答速度40 sと若干遅いが, 感度 325 mA/(mol/l)/cm2 と極めて高く, Michaelis-Menten式からグルコース濃度0~60 mmol/lと線形範囲の広い優れた特性を有している。