2016年第63回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(ポスター講演)

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[19a-P1-1~17] 7 ビーム応用(ポスター)

2016年3月19日(土) 09:30 〜 11:30 P1 (屋内運動場)

09:30 〜 11:30

[19a-P1-9] 強磁性絶縁体BaFeO3薄膜における時間分解軟X 線磁気円二色性の観測

和達 大樹1,2、津山 智之1,2、チャクラバティー スバンカー3、ポンティウス ニコ4、シュスラー クリスチャン4、ファン ハロルド3,5、十倉 好紀2,3 (1.東大物性研、2.東大工、3.理研CEMS、4.HZB BESSYII、5.スタンフォード大)

キーワード:X線磁気円二色性、BaFeO3、時間分解測定

Fe4+酸化物はそのさまざまな磁気状態により、多くの興味を集めている。BaFeO3薄膜は絶縁体であり、TC = 111 K以下で強磁性を示す。我々は時間分解X線磁気円二色性(XMCD)測定により、この物質のスピンダイナミクス研究を行った。チタンサファイアレーザー(800 nm, 1.55 eV)をポンプレーザーとして用いている。主な結果は、ポンプ強度が3.3 - 10 mJ/cm2のときのXMCDと反射率の時間変化であり、光誘起絶縁体金属転移に伴った、消磁速度と反射率の変化が見られた。