2016年第63回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

7 ビーム応用 » 7.5 イオンビーム一般

[20p-H137-1~15] 7.5 イオンビーム一般

2016年3月20日(日) 13:15 〜 17:15 H137 (本館)

種村 眞幸(名工大)、豊田 紀章(兵庫県立大)

13:15 〜 13:30

[20p-H137-1] 高出力インパルスマグネトロンスパッタリング法を用いた高強度・サイズ選別ナノクラスターイオン源の開発

角山 寛規1,2、張 初航2、山本 宏晃3、戸名 正英3、塚本 恵三3、中嶋 敦1,2,4 (1.慶大理工、2.JST-ERATO、3.(株) アヤボ、4.慶應KiPAS)

キーワード:ナノクラスター、マグネトロンスパッタリング

数個から数百個の原子からなるナノクラスター (NC) は、サイズ (構成原子数) に応じて特異的に性質が変化することから、機能性ナノ物質への応用が期待される物質群である。当グループでは、強度およびサイズ選択性の観点でマグネトロンスパッタリング (MSP) 法を高度化した、高出力インパルスマグネトロンスパッタリング (HiPIMS) 法に基づく高強度・サイズ選別NCイオン源 (Nanojima) を開発した。作製したNCイオン源は、(1) パルス放電条件 (ピーク電力, 繰返し周期) によってサイズ分布の制御が容易である、(2) 直流MSP法に比べてイオン強度が増大するという特徴を有している。