2016年第63回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

13 半導体 » 13.8 化合物及びパワー電子デバイス・プロセス技術

[21p-W541-1~12] 13.8 化合物及びパワー電子デバイス・プロセス技術

2016年3月21日(月) 13:45 〜 17:00 W541 (西5号館)

塩島 謙次(福井大)、牧山 剛三(富士通研)

14:45 〜 15:00

[21p-W541-5] トレンチ構造をもつGaN縦型MOSFETの特性評価

〇(M1)篠倉 暁希1、徳田 博邦1、江戸 雅晴2、上野 勝典2、葛原 正明1 (1.福井大院工、2.富士電機)

キーワード:窒化ガリウム、トレンチMOSFET、GaN MOSFET

窒化ガリウム(GaN)を用いたパワーデバイスでは、高耐圧かつ低損失のパワースイッチング性能が期待される。これまでAlGaN/GaN HEMTを代表とする横型デバイスの研究が先行してきたが、小型・大電流・高耐圧が可能なノーマリーオフ動作デバイスとして縦型MOSデバイスへの期待が高まっている。トレンチ構造をもつ縦型MOSFETでは、p-GaNチャネル上にソース領域となる高濃度n-GaNを形成するプロセス技術の開発が重要である。本研究では、高濃度n-GaN領域の形成にSiイオン注入を用いたトレンチ構造GaN MOSFETを試作し、良好なノーマリーオフ動作を確認したので報告する。