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△ [6p-A201-6] 4H-SiC PiN ダイオードの順方向通電劣化における電流密度と積層欠陥拡張起点の関係(Ⅱ)
キーワード:SiC、順方向通電劣化、基底面転位
4H-SiCバイポーラデバイスでは、順方向通電時にエピウェハ内の基底面転位(BPD)を起源とした積層欠陥(SF)の拡張により順方向電圧上昇を引き起こす。我々はSF拡張電流密度と起点BPDの関係について、エピ/基板界面近傍で貫通刃状転位(TED)に転換したBPD はエピ層中のBPDに対し高電流密度で拡張し、350-600Acm-2 の範囲で大きなばらつきが生じることを明らかにした。本研究では、SF拡張電流密度のばらつき要因について、BPD-TED転換位置に着目し詳細に調査した。