2017年第64回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

16 非晶質・微結晶 » 16.1 基礎物性・評価・プロセス・デバイス

[16p-213-1~14] 16.1 基礎物性・評価・プロセス・デバイス

2017年3月16日(木) 13:45 〜 17:30 213 (213)

早川 知克(名工大)、北村 直之(産総研)

14:00 〜 14:15

[16p-213-2] SnO-SiO2ガラスの低光弾性と構造

斎藤 全1、鈴木 啓太1、橋田 優人1、板谷 雅之1、武部 博倫1 (1.愛媛大 理工)

キーワード:光弾性定数

ファラデー効果を利用した光ファイバー型電流センサ素子には,低光弾性を有する鉛シリケートガラスが用いられる。鉛に関する規制の光学分野への波及の可能性から,鉛シリケートガラス製造が停止,センサ用の光ファイバー素子も新たに供給されない状況にある。電流センサ光ファイバー用の母材ガラスとして重要な特性は,その光弾性定数が極めて小さいことであるため,PbOに代わるSnOを高濃度に含む2元系SnO–SiO2ガラスにおいて,低光弾性ガラス組成の探索を行った。本発表では,雰囲気調整下におけるガラス作製条件と,得られたSnO–SiO2ガラスの光弾性特性を示し,組成に依存したシリケートネットワーク構造の特徴を示す。