2017年第64回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

15 結晶工学 » 15.6 IV族系化合物(SiC)

[17p-301-1~11] 15.6 IV族系化合物(SiC)

2017年3月17日(金) 13:45 〜 17:00 301 (301)

朽木 克博(トヨタ)

16:00 〜 16:15

[17p-301-8] Ba 増膜酸化 SiO2/SiC における表面粗さの Ba 膜厚及び酸化温度依存性

藤田 栄悟1、田中 誠人1、チャンタパン アタウット1、細井 卓治1、志村 考功1、渡部 平司1 (1.阪大院工)

キーワード:SiC、金属増速酸化

SiC表面上にBaを堆積後、増速酸化によって形成した SiO2/SiC 構造の表面ラフネスについて初期Ba膜厚及び酸化温度依存性の評価を行った。その結果、初期Ba膜厚が薄いと表面粗さが低減することがわかった。また、キャップ層形成後酸化を行うと800°C以上で増速酸化を示したものの、Ba層のみよりも粗さを低減する結果となった。このことから初期 Ba量を減らし、キャップ層を形成して酸化することで酸化膜成長及び表面ラフネスの発生を抑制できる。