2018年第79回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

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[19a-212B-1~10] 1.3 新技術・複合新領域

2018年9月19日(水) 09:15 〜 12:00 212B (212-2)

松谷 晃宏(東工大)

10:15 〜 10:30

[19a-212B-5] 埋め込みNiバックゲートを用いたp-MoS2/HfS2トンネルFET

〇(M2)張 文倫1、祢津 誠晃1、金澤 徹1、雨宮 智宏1、宮本 恭幸1 (1.東工大)

キーワード:二次元材料、トンネルFET、ゲートリーク

二次元遷移金属ダイカルコゲナイド(TMD)はバンドギャップを有する層状物質群であり,複数のTMDをvan der Waals結合によって重ねあわせることで,表面ダンリングボンドが存在しないことから,理想的なトンネル界面を創ることができる.従って,TMDは高性能なトンネルFETの材料として超低消費電力デバイス応用が期待されている.当研究グループは,p型のMoS2をソース,HfS2をドレインとして,Type-IIヘテロ構造トンネルFETの動作を報告している.一方で,デバイスの急峻性を示すサブスレッショルドスロープ(SS)が700 mV/decと非常に大きいことが問題となっていた.本発表では,その改善へ向けた取り組みについて報告する.