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[19a-234B-8] 水蒸気を用いた酸化タンタル薄膜の高速スパッタ成膜
キーワード:酸化タンタル、反応性スパッタリング、プロトン伝導性固体電解質
Ta2O5はプロトン伝導性固体電解質への適用が検討されているが、スパッタ法で作製したTa2O5薄膜は堆積速度が遅いという課題がある。本研究ではTa2O5薄膜の高速成膜を目的とし、水蒸気スパッタ法の適用を検討した。スパッタガスにはArと水蒸気の混合ガスを用い、水蒸気は基板表面に直接吹き付けた。基板温度が室温の時は堆積速度が2.5 nm/minと遅いが、-170 ℃では50 nm/minに増加した。以上の結果から本方法はTa2O5薄膜の高速成膜技術として有望と考えられる。