16:45 〜 17:15
[20p-141-9] TCADが明らかにする強誘電体負性容量トランジスタの課題と展望
キーワード:強誘電体、負性容量、サブスレショルド係数
トランジスタのゲート絶縁膜として有名なHfO2が強誘電体を示すことが報告されて以来、強誘電体をゲート絶縁膜として用いる強誘電体負性容量トランジスタ(NC-FET)が注目されている。現在、強誘電体負性容量(NC)の直接観察や、Si, Ge, MoS2などの各種半導体等でのNC-FETの動作報告、さらには、FinFET量産プロセスを用いた実証等がなされている。その一方、NCついては、動作原理等に未解明の部分も多い。このような状況においては、technology computer aided design (TCAD)を用いたアプローチが重要である。本講演では、新原理デバイス開発をターゲットに開発した産総研内製のTCADツール(Impulse TCAD)をNC-FETに適用し、特性予測等を行ったので報告する。