2018年第79回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

シンポジウム(口頭講演)

シンポジウム » 強誘電HfO2技術の最新動向 ~プロセス・物性からデバイス・回路応用まで~

[20p-141-1~13] 強誘電HfO2技術の最新動向 ~プロセス・物性からデバイス・回路応用まで~

2018年9月20日(木) 13:30 〜 18:30 141 (141+142)

山田 智明(名大)、藤井 章輔(東芝メモリ)

16:45 〜 17:15

[20p-141-9] TCADが明らかにする強誘電体負性容量トランジスタの課題と展望

太田 裕之1、池上 努1、服部 淳一1、浅井 栄大1、福田 浩一1、遠藤 和彦1、右田 真司1、鳥海 明2 (1.産総研、2.東大工)

キーワード:強誘電体、負性容量、サブスレショルド係数

トランジスタのゲート絶縁膜として有名なHfO2が強誘電体を示すことが報告されて以来、強誘電体をゲート絶縁膜として用いる強誘電体負性容量トランジスタ(NC-FET)が注目されている。現在、強誘電体負性容量(NC)の直接観察や、Si, Ge, MoS2などの各種半導体等でのNC-FETの動作報告、さらには、FinFET量産プロセスを用いた実証等がなされている。その一方、NCついては、動作原理等に未解明の部分も多い。このような状況においては、technology computer aided design (TCAD)を用いたアプローチが重要である。本講演では、新原理デバイス開発をターゲットに開発した産総研内製のTCADツール(Impulse TCAD)をNC-FETに適用し、特性予測等を行ったので報告する。