2018年第79回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

6 薄膜・表面 » 6.2 カーボン系薄膜

[20p-222-1~23] 6.2 カーボン系薄膜

2018年9月20日(木) 13:15 〜 19:30 222 (222)

青野 祐美(防衛大)、針谷 達(豊橋技科大)、寺地 徳之(物材機構)、加藤 有香子(産総研)

16:45 〜 17:00

[20p-222-14] 加熱処理によるダイヤモンドライクカーボン膜の構造変化

杉江 侑哉1、谷本 壮1、爲國 公貴1、針谷 達1、須田 善行1、滝川 浩史1、角口 公章1、國次 真輔2、神谷 雅男3、瀧 真4 (1.豊橋技科大、2.岡山県工技センター、3.伊藤光学、4.オンワード技研)

キーワード:ダイヤモンドライクカーボン膜、耐熱性

本研究では,ダイヤモンドライクカーボン(DLC)膜を真空加熱し,それにともなうガス放出および膜構造を分析した。
加熱に伴うガス放出および膜構造変化を昇温脱離質量(TDS)分析装置およびラマン分光分析を用いた。ta-C:H膜のTDS分析の結果,600℃から750℃付近で水素の脱離が見られた。到達温度700℃におけるラマンスペクトルでは,グラファイト化の進行が示唆された。また,膜構造の変化が生じた温度は水素脱離が現れた温度と一致した。