2018年第65回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(ポスター講演)

15 結晶工学 » 15.6 IV族系化合物(SiC)

[18p-P14-1~19] 15.6 IV族系化合物(SiC)

2018年3月18日(日) 16:00 〜 18:00 P14 (ベルサール高田馬場)

16:00 〜 18:00

[18p-P14-16] 15NOポストアニール後の4H-SiC MOS界面の窒素ドーピングのESR定量

梅田 享英1、染谷 満2、原田 信介2 (1.筑波大数物、2.産総研)

キーワード:SiC-MOS界面、窒化アニール、窒素ドーピング

SiC-MOS界面の品質を向上させる標準プロセスとしてポスト窒化アニールがある。このプロセスに対しては、界面への窒素導入とともにSiCチャネル側に窒素ドナーが導入されて電気特性向上に寄与するというモデルが提案されている。そこで15N同位体を使って、SiCへ侵入した15Nドナーの電子スピン共鳴分光(ESR)評価を行った。その結果、15NドナーはESRの検出限界以下であった。代わりに界面への窒素導入による界面炭素欠陥の除去が観測された。その除去量は15Nドナーの発生量よりも1桁以上大きかった。