2018年第65回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.3 機能材料・萌芽的デバイス

[20a-A204-1~10] 12.3 機能材料・萌芽的デバイス

2018年3月20日(火) 09:00 〜 11:45 A204 (54-204)

吉田 浩之(阪大)

11:15 〜 11:30

[20a-A204-9] 磁場応答性を有する近赤外光励起SERS微粒子基材

平井 裕太郎1、松尾 保孝2、藪 浩3 (1.東北大院工、2.北大電子研、3.東北大AIMR)

キーワード:表面増強ラマン散乱、コアシェル型粒子、自己組織化

医学・生物学分野では高感度測定が可能なSERSの応用が期待されている。特に、組織の局所的情報を得るためには、粒子の位置を外場制御し、組織透過性の高い近赤外励起でSERSシグナルを測定できる粒子が必要である。我々はコアに磁性ナノ粒子、シェルに金ナノ粒子を充填したコアシェル型ポリマー粒子を自己組織化により作製した。この粒子は磁場により操作可能であり、近赤外励起で吸着分子のラマン散乱シグナルを増強可能だった。