[18p-E206-1~12] 3.9 テラヘルツ全般

△ [18p-E206-9] 小型テラヘルツ測定系を用いた化学反応のリモート・リアルタイムモニタリング

〇(M2)徳本 悠¹、孫 美玲¹、李 恒¹、湯浅 遼一¹、卯滝 崚伍¹、河野 行雄¹ (1.東工大 未来研)

キーワード：テラヘルツ、カーボンナノチューブ、モニタリング

化学反応は社会基盤において必要不可欠な現象であるが、有害物質や大量の熱が瞬時に発生するため、その危険性を無視出来ない。そこで化学反応によって発生する水分を検知する遠隔モニタリングの可能性に着目した。テラヘルツ(THz)波の高分子に吸収される性質を利用し、我々はカーボンナノチューブ(SWNT)フィルムを用いて室温での水分観測に成功した。光路内に化学反応によって発生した水分によるTHz応答の減衰を確認したためこれを報告する。