2019年第80回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

13 半導体 » 13.7 化合物及びパワー電子デバイス・プロセス技術

[18p-N302-1~18] 13.7 化合物及びパワー電子デバイス・プロセス技術

2019年9月18日(水) 13:00 〜 18:00 N302 (N302)

加藤 正史(名工大)、佐藤 威友(北大)

16:30 〜 16:45

[18p-N302-13] ノーマリーオフAl2O3/AlGaN/GaN MOS-HEMTのAl2O3膜厚によるしきい値制御

〇(M2)河端 晋作1、アスバル ジョエル1、徳田 博邦1、山本 暠勇1、葛原 正明1 (1.福井大院工)

キーワード:AlGaN/GaN MOS-HEMT、ノーマリーオフ、しきい値電圧

AlGaN/GaN HEMTは次世代のパワー半導体として期待されている。しかし安全面の観点より、ノーマリーオフ動作が要求される。これを実現する方法の一つに、リセスゲート構造を持つAl2O3/AlGaN/GaN MOS-HEMTが用いられる。Al2O3膜厚を厚くすればより高い正のゲート電圧を印加することができるが、しきい値電圧Vthは負にシフトし、ノーマリーオン動作になる。本研究では、再成長AlGaN層とリセス構造を有するAl2O3/AlGaN/GaN MOS-HEMTを試作しAl2O3膜厚とVthの依存性について検討したので報告する。