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[19a-E311-8] チタンドープ二酸化バナジウム薄膜の構造解析
キーワード:有機金属分解、MOD法、ボロメーター
二酸化バナジウム(VO2)は,室温付近にて高い抵抗温度係数(TCR)をもつため高感度なボロメータ素子への応用が期待されている。その抵抗-温度(R-T)特性は,65 ºC 近辺で相転移に伴う急激な抵抗変化を示し、ヒステリシスを示す。そのため,広い温度範囲で安定なボロメータ動作を得るため,高いTCR を維持しつつ,ヒステリシスならびに急激な抵抗変化のない抑制されたR-T 特性をもつ薄膜を有機金属分解(MOD)法を用いて作製した。
本研究では,昇温X線回折を用いて本薄膜の構造解析を行い、TiドープVO2薄膜の温度による構造変化を評価した。
本研究では,昇温X線回折を用いて本薄膜の構造解析を行い、TiドープVO2薄膜の温度による構造変化を評価した。