2019年第80回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

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[19p-C309-1~16] 13.6 ナノ構造・量子現象・ナノ量子デバイス

2019年9月19日(木) 13:45 〜 18:30 C309 (C309)

井原 章之(情通機構)、中岡 俊裕(上智大)

16:30 〜 16:45

[19p-C309-9] 周波数上方変換による量子ドット集合体からの微弱フォトンエコー信号の高時間分解検出

渡辺 眞成1、井藤 魁1、栗村 直2、赤羽 浩一3、早瀬 潤子1 (1.慶大理工、2.物材機構、3.情通機構)

キーワード:周波数上方変換、単一光子検出、フォトンエコー

我々は量子ドット集合体とフォトンエコー(PE)法による量子メモリの開発を行っている.量子メモリにおいて重要なPE信号の量子状態を評価するためにはその信号を単一光子検出器で測定しなくてはならない.しかしPE法では,信号を再生する過程で高強度の読み出し光を用いるため,その強い散乱光によって微弱なPE 信号を検出できない.そこで我々は,周波数上方変換を用いた高時間分解能な単一光子検出器を開発し,課題の解決を図った.