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△ [19p-E214-10] 銀カルコゲナイドを利用した固体熱整流素子の開発
キーワード:熱ダイオード、熱伝導度、銀カルコゲナイド
熱整流素子(熱ダイオード)は,熱流の大きさが方向によって異なる特徴を有するため,熱流制御の基盤技術となる.素子は熱伝導度の温度依存性の異なる2つの材料で構成され,大きな熱整流効果を得るには,熱伝導度に顕著な温度依存性を示す材料が必要である.
本研究では,Ag2(S, Se, Te) の構造相変態に伴う大きな熱伝導度変化を利用し,固体熱整流素子に対して,これまでに報告された中で最大の整流効果(2.6倍)を得ることに成功した.
本研究では,Ag2(S, Se, Te) の構造相変態に伴う大きな熱伝導度変化を利用し,固体熱整流素子に対して,これまでに報告された中で最大の整流効果(2.6倍)を得ることに成功した.