2019年第80回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

15 結晶工学 » 15.4 III-V族窒化物結晶

[19p-E310-1~20] 15.4 III-V族窒化物結晶

2019年9月19日(木) 13:15 〜 19:00 E310 (E310)

荒木 努(立命館大)、片山 竜二(阪大)、石井 良太(京大)

17:00 〜 17:15

[19p-E310-13] 近赤外波長変換に向けた+c AlN/-c AlN構造の作製

林 侑介1、上杉 謙次郎2、正直 花奈子3、片山 竜二4、酒井 朗1、三宅 秀人3,5 (1.阪大院基礎工、2.三重大地域創生戦略企画室、3.三重大院工、4.阪大院工、5.三重大院地域イノベ)

キーワード:AlN、スパッタ、極性反転

AlNは~200 nmのバンド端波長、4.3 pm/Vの非線形光学定数d33(λ=1 μm)を有することから、紫外-可視-赤外の広帯域で動作する波長変換材料として有望である。当グループではAl金属ターゲットとAlN焼結体ターゲットを併用した積層方向AlN極性反転技術を開発し、深紫外波長変換デバイスへの応用に取り組んできた。紫外波長でデバイス動作を妨げるレイリー散乱や構造誤差は赤外波長では大きく緩和されることから、初期的実験として光通信波長帯における動作を検討した。本発表では、長波長化に伴う+c AlN/-c AlN構造の厚膜化をクラックフリーに実現する手法を開発したので報告する。