17:00 〜 17:15
[19p-E310-13] 近赤外波長変換に向けた+c AlN/-c AlN構造の作製
キーワード:AlN、スパッタ、極性反転
AlNは~200 nmのバンド端波長、4.3 pm/Vの非線形光学定数d33(λ=1 μm)を有することから、紫外-可視-赤外の広帯域で動作する波長変換材料として有望である。当グループではAl金属ターゲットとAlN焼結体ターゲットを併用した積層方向AlN極性反転技術を開発し、深紫外波長変換デバイスへの応用に取り組んできた。紫外波長でデバイス動作を妨げるレイリー散乱や構造誤差は赤外波長では大きく緩和されることから、初期的実験として光通信波長帯における動作を検討した。本発表では、長波長化に伴う+c AlN/-c AlN構造の厚膜化をクラックフリーに実現する手法を開発したので報告する。