2019年第80回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(ポスター講演)

3 光・フォトニクス » 3.7 レーザープロセシング

[19p-PA2-1~9] 3.7 レーザープロセシング

2019年9月19日(木) 13:30 〜 15:30 PA2 (第一体育館)

13:30 〜 15:30

[19p-PA2-6] グリオキシル酸Cu/Ni混合錯体のフレキシブル基板上でのフェムト秒レーザ還元描画特性

成島 淳也1、今北 智之1、植月 暁2、大石 知司2、溝尻 瑞枝1 (1.長岡技科大、2.芝浦工大)

キーワード:直接描画、還元、フレキシブル基板

グリオキシル酸Cu(GACu)及びNi(GANi)錯体還元において,熱拡散の抑制が期待できるフェムト秒レーザ光熱還元を利用し,低耐熱性基板上での描画特性を評価した.GACu,GANi,GACu/Ni(Cu:Ni=1:1)混合錯体の3種類を波長515 nmのフェムト秒レーザパルスで描画したところ,線幅はCuよりもNiの方が大きくなり,Cu-Niはその中間となった.これはCuがNiより還元析出しやすいため,低パルスエネルギーで熱拡散の影響が抑制されたためであると考えられる.