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[19p-PA4-10] 走査トンネル顕微鏡による酸化グラフェンの微視的な化学反応
キーワード:酸化グラフェン、走査トンネル顕微鏡
本研究では、走査トンネル顕微鏡(STM)を用いたトンネル電子注入を利用して、酸化グラフェン(GO)の化学状態を微視的に制御した研究結果について報告する。STM探針からトンネル電子を注入すると酸素官能基脱離もしくはGOの分解脱離が起こることを明らかにした。これらの反応は印加電圧に依存することを見出し、電圧制御により2つの反応を選択的に誘起できることを示した。