2019年第80回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(ポスター講演)

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[19p-PA6-1~28] 3.12 ナノ領域光科学・近接場光学

2019年9月19日(木) 16:00 〜 18:00 PA6 (第一体育館)

16:00 〜 18:00

[19p-PA6-7] ミストCVD法で作製された銀ナノ材料を用いた色素溶液の表面増強共鳴ラマン散乱分光特性の評価

仲林 裕司1、木村 一郎1、鈴木 亮一2、山田 悟3 (1.北陸先端大ナノ、2.金沢工大、3.石川高専)

キーワード:増強ラマン、ミストCVD、銀ナノ材料

表面増強ラマン分光(SERS)法で用いる銀ナノ粒子は、一般に化学的な手法によって合成されるが、より簡便に安価な手法として、我々は、高品質な薄膜が作製可能なミスト化学気相成長法(Mist-CVD法)を用いて銀ナノ材料の作製を試みた結果、数百nm以下の銀材料が合成されていることが明らかとなり、これを用いてSERS特性を評価した結果、10-8 Mの色素溶液の検出に成功した。Mist-CVD法は、新たなSERS基板の作製法として有効である可能性が示唆された。