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[19p-PB1-6] BSA固定化シアリルラクトサミンのインフルエンザウイルス結合活性
キーワード:インフルエンザウイルス、糖鎖、結合活性
インフルエンザは人獣共通感染症であり、その原因ウイルスは非常に変異しやすい。そこで、早期の感染制御・対策を実現するためには、感染性を含めた早期変異を検出する超高感度センサーが求められる。インフルエンザウイルスの検出に糖鎖を用いたセンサー開発を行っているが、糖鎖の違いにより生体中の反応自体が影響を受けるため、複数の糖鎖での反応性評価を行い、検出分子系として適当な糖鎖分子の探索を行っている。本発表では、糖鎖を持たないタンパク質であるBSA (Bovine serum albumin) への固定化プロセスを用いて、Sialyllactosamine (SiaLacNAc)とSialylglycopeptide (SGP)のウイルスとの反応性を比較検討した結果について述べる。