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△ [20a-E205-3] 圧縮センシングを用いた時間領域コヒーレントラマン分光
キーワード:ラマン分光法、圧縮センシング
ラマン分光では無標識で分子構造情報を得られるが、信号強度が弱く、多様な試料を高速に測定するために更なる高感度化が求められている。本研究では、時間領域コヒーレントラマン分光と圧縮センシングを組み合わせることで高感度化が可能と考え、解析を行った。スペクトルのスパース性を仮定してL1ノルム最小化問題を解くことで、3300データ点から抽出した220点のみを用いてスペクトルが復元できることを実証した。