2019年第80回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

16 非晶質・微結晶 » 16.3 シリコン系太陽電池

[20a-E314-1~8] 16.3 シリコン系太陽電池

2019年9月20日(金) 09:15 〜 11:30 E314 (E314)

新船 幸二(兵庫県立大)

10:45 〜 11:00

[20a-E314-6] 薄型フレキシブルSi太陽電池へ向けたスライスダメージ評価

〇(M2)大西 康平1、横川 凌1,5、西原 達平1、神岡 武文1、中村 京太郎2、大下 祥雄2、河津 知之3、長井 俊樹3、山田 昇4、宮下 幸雄4、小椋 厚志1 (1.明治大理工、2.豊田工大、3.コマツNTC株式会社、4.長岡技大、5.学振特別研究員 DC)

キーワード:太陽電池

現在、結晶シリコン太陽電池のスライスプロセスにおいて、マルチダイヤモンドワイヤーソーを用いた技術が主流となっている。太陽電池におけるスライスプロセスではウェーハの薄型化が課題であるが、薄型化に伴いウェーハの破損が懸念される。
薄型ウェーハの破損を抑制するためには、高精度なスライス技術の確立が重要である。さらに、スライスダメージが十分に抑制された薄型ウェーハはフレキシブル性能を持つことから、車載用途等の次世代太陽電池デバイスへの応用も期待される。
そこで、本研究ではシリコンウェーハにおけるスライスダメージの原因を解明するために、ウェーハの表面状態、結晶状態やライフタイムの評価を行い、スライスダメージとそれらの関係性を考察した。そして、スライスプロセスの制御に関して有用な知見を得ることを目的とした。