2019年第80回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

16 非晶質・微結晶 » 16.1 基礎物性・評価・プロセス・デバイス

[20p-E304-1~13] 16.1 基礎物性・評価・プロセス・デバイス

2019年9月20日(金) 13:45 〜 17:15 E304 (E304)

篠崎 健二(産総研)、後藤 民浩(群馬大)、中岡 俊裕(上智大)

14:15 〜 14:30

[20p-E304-3] 無共溶媒加水分解重縮合と熟成によって得られた非晶質ポリ(n-アルキルシルセスキオキサン) 液体と固体の微視的規則構造

梶原 浩一1、瀬戸 涼介1、金村 聖志1、小野寺 陽平2,3、小原 真司3 (1.首都大、2.京大、3.NIMS)

キーワード:ポリシルセスキオキサン、無共溶媒法、高エネルギーX線回折

我々は最近、酸触媒を少量含む3官能ケイ素アルコキシド–水混合溶液を熟成することで、アルコール等の共溶媒を使用せず、ポリシルセスキオキサン(poly(R-SQ); 一般式(RSiO3/2)n)液体が合成できることを見出した。これらは親水的で、SiOH基を多量に含むが重縮合は遅く、粘度は室温で1ヵ月間変化しない。今回、当該poly(R-SQ)液体(R = Et、n-Pr、n-Bu)とその熱硬化体(R = Et)の高エネルギーX線回折測定を行い、微細構造を調べた結果を報告する。