2019年第80回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

シンポジウム(口頭講演)

シンポジウム(technical) » 有機薄膜太陽電池研究のもう一つの道(屋内光向けおよびその標準化、光透過型)

[20p-E307-1~9] 有機薄膜太陽電池研究のもう一つの道(屋内光向けおよびその標準化、光透過型)

2019年9月20日(金) 13:30 〜 17:00 E307 (E307)

嘉治 寿彦(農工大)、藤井 彰彦(阪大)

15:15 〜 15:45

[20p-E307-5] シースルー太陽電池に求められる性能と応用展開

佐野 健志1 (1.山形大)

キーワード:有機太陽電池、シースルー太陽電池

有機太陽電池やペロブスカイト太陽電池等、次世代の太陽電池は、その軽量設置性や、サイズ・意匠の可変性を有し、新しい太陽電池のアプリケーション、例えば、分散発電により、家庭や事業所等各サイトで、電気自動車、照明、通信、テレビ、換気など、必要な電力を確保するシステム等への応用に適合できる。
特に有機薄膜太陽電池は、シースルーやフレキシブル太陽電池としての応用が可能であり、屋内光等、比較的弱い光に対する変換効率も高い。今後、発電する窓や建材一体型太陽電池、フレキシブルモバイルソーラーや、IoTセンサ用電源等、特徴的な応用に対して求められる仕様のクリア及び早期実用化の実現が期待される。本シンポジウムでは期待されるアプリケーションや求められる性能、それらに対する有機系太陽電池の現状、課題と展望等について議論したい。