17:30 〜 17:45
[20p-E311-15] 4H-SiC中の窒素・空孔複合欠陥の形成における窒素不純物濃度の影響
キーワード:炭化ケイ素、半導体、窒素空孔
炭化ケイ素(SiC)中の窒素・空孔複合欠陥(NcVsi-)は、生体透過性が極めて高い1300 nm付近の発光を室温で示し、電子スピン(スピン量子数S=1)を持つことから、生命科学や医療分野における量子センシング(局所領域の高感度磁場・温度計測)への応用が期待されている。本研究では、NcVsi-密度の高濃度化を目的に不純物窒素(N)濃度の異なる4H-SiCにイオンビーム照射と熱処理を行い、N濃度がNcVsi-形成に及ぼす影響をフォトルミネッセンス(PL)測定を用いて調査した。