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[20p-PB1-13] Ar+イオン衝撃によってPd(111)表面に形成されたナノ構造の熱的安定性
キーワード:Ar、Pd(111)、昇温脱離法
Pd(111)単結晶表面へのAr+イオン衝撃により、サブサーフェスでAr原子が凝集することで、nmオーダーの小山状構造をもつ表面を形成できる。この表面はPd(111)表面とは異なる触媒活性を示す。この表面の高温における熱的安定性を調べるため、吸蔵されたArの昇温脱離(TPD)スペクトルを550 Kにおける保持時間に対して観測したところ、10時間経過後もピーク強度が十分保持されることが確認された。