[20p-PB1-1~13] 6.5 表面物理・真空

[20p-PB1-7] 高輝度スピン偏極電子源を用いた電子分光法の開発

〇松本 大輝¹、川畑 太嗣¹、山下 拓海¹、吉住 歩樹¹、太田 雄¹、渡邊 浩¹、大坪 嘉之¹、山本 尚人²、金 秀光²、木村 真一¹ (1.大阪大学、2.KEK)

キーワード：電子エネルギー損失分光

電荷やスピンの集団励起を元素選択的に調べる手法として共鳴電子エネルギー損失分光法を開発したので報告する。本装置の入射電子線はGaAs/GaAsP歪超格子多層膜フォトカソード電子源を用いており、高輝度であるだけでなく80%以上のスピン偏極電子も利用できる。入射電子エネルギーは遷移金属や希土類の内殻吸収に相当する0.3~1.5keVであり、エネルギー分解能は約100meVであった。本発表では、現在まで得られている性能や観測例を報告する。