2019年第80回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(ポスター講演)

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[20p-PB2-1~18] 7 ビーム応用(ポスター)

2019年9月20日(金) 13:30 〜 15:30 PB2 (第二体育館)

13:30 〜 15:30

[20p-PB2-17] 感温性高分子の温度相転移に関与する脱水和過程の観測

〇(PC)山添 康介1、Ugalino Ralph2、宮脇 淳1,2、高橋 修3、原田 慈久1,2 (1.東大物性研、2.東大院新領域、3.広大院理)

キーワード:軟X線発光分光・共鳴非弾性軟X線散乱、相転移、溶液物性

感温性高分子である PNIPAM は水中において室温では透明で均一な状態であり、下部臨界相溶温度以上では白濁し不均一な状態へ構造相転移する。本研究では構造転移する長鎖の PNIPAM 水溶液と構造転移しない短鎖の PNIPAM 水溶液において、水素結合に敏感な軟X線吸収・発光分光を用いて水和水の構造と PNIPAM と水の水素結合状態の双方の温度依存性を観測し、構造転移の機構解明を目的とした。