2019年第80回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

6 薄膜・表面 » 6.4 薄膜新材料

[21a-C310-1~12] 6.4 薄膜新材料

2019年9月21日(土) 09:00 〜 12:15 C310 (C310)

西川 博昭(近畿大)

11:30 〜 11:45

[21a-C310-10] (Ti,V)O2/TiO2(100)膜における膜厚がスピノーダル分解に与える影響

福田 貴優1、横谷 尚睦2、村岡 祐治2 (1.岡山大院自然、2.岡山大基礎研)

キーワード:(Ti,V)O2膜、スピノーダル分解、膜厚

TiO2(100)基板上に作製したTi0.2V0.8O2固溶体膜において、膜厚を約240 nmから5 nmまで変化させていき、膜厚がスピノーダル分解に与える影響を調べた。作製した膜では、膜厚によってc軸長の違いが見られ、薄い膜はc軸長歪みが残っていることがわかった。また、膜厚20 nmのような薄い固溶体膜をアニールしてもスピノーダル分解が観測できなかった。膜厚によるスピノーダル分解の違いをTiVO2膜のc軸長の残留歪みの大きさと関連付けて議論したい。