2019年第80回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

17 ナノカーボン » 17.3 層状物質

[21p-E201-1~8] 17.3 層状物質

2019年9月21日(土) 12:30 〜 14:30 E201 (E201)

島田 敏宏(北大)

13:00 〜 13:15

[21p-E201-3] 機械学習による原子層バレー光物性の解析・予測手法の開拓

田中 絢也1、八谷 健吾1、Zhang Wenjin1、松田 一成1、宮内 雄平1 (1.京都大学 エネ研)

キーワード:バレートロニクス、遷移金属ダイカルコゲナイド、機械学習

単層遷移金属ダイカルコゲナイド(1L-TMDCs)は、励起子のバレー自由度を情報キャリアとして利用するオプトバレートロニクスへの応用が注目を集めている原子層半導体である。本研究では、代表的な1L-TMDCsである1L-WSe2について、大量のスペクトルデータの取得と機械学習により、300 Kのスペクトル情報から、15 Kのバレー分極の空間的不均一性を高精度で予測できることを見出した。さらに、結果に基づき不均一性の原因を物性物理の観点から議論する。