2019年第80回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

3 光・フォトニクス » 3.11 フォトニック構造・現象

[21p-E205-1~10] 3.11 フォトニック構造・現象

2019年9月21日(土) 13:15 〜 16:00 E205 (E205)

岩本 敏(東大)、野田 進(京大)

14:30 〜 14:45

[21p-E205-6] 偶発的縮退点に基づくバレーフォトニック結晶を用いた光導波路の検討

山口 拓人1,2、太田 泰友3、荒川 泰彦3、岩本 敏1,2,3 (1.東大先端研、2.東大生研、3.東大ナノ量子機構)

キーワード:フォトニック結晶、トポロジカルフォトニクス、バレーフォトニック結晶

バレーフォトニック結晶(VPhC)導波路は、急峻曲げの存在下でも後方散乱や曲げ損失を抑制できることが期待されている。しかしこれまでに報告されたVPhC構造は、構造対称性によって存在が保証されたK/K'点での必然的縮退点を経由するトポロジカル相転移を利用したものに限られていた。我々は今回、同じK/K’点に偶発的縮退点を持つスラブ型三角孔ハニカム格子構造に着目し、同構造を出発点として構成したVPhC導波路の数値解析を行った。