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[10a-S224-4] ビームプラズマが低エネルギーイオンビームの発散角へ与える影響
キーワード:イオンビーム、エッチング、プラズマ
イオンビームエッチング(IBE)は、希ガスのイオンビームを用いて物理的スパッタでエッチングする手法である。ハロゲン化物による化学エッチングを伴わないので、材料への化学的ダメージが無いことから、磁性体メモリー(MRAM)の加工などに使われている。これら微細なデバイスの加工には低エネルギーかつ大電流のビームが必要であるが、さらにビームの発散角度分布が狭いことも求められる。
一般に、IBE装置は、素子のチャージアップによる破損を防ぐために、電荷中和用低温プラズマによる電子源(PFC)を搭載している。本研究では、このPFCの条件によってビームの発散角が変化することを見出し、発散角に影響するプラズマパラメータを調べた。
一般に、IBE装置は、素子のチャージアップによる破損を防ぐために、電荷中和用低温プラズマによる電子源(PFC)を搭載している。本研究では、このPFCの条件によってビームの発散角が変化することを見出し、発散角に影響するプラズマパラメータを調べた。