2019年第66回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

13 半導体 » 13.4 Si系プロセス・Si系薄膜・MEMS・装置技術

[11a-W934-1~11] 13.4 Si系プロセス・Si系薄膜・MEMS・装置技術

2019年3月11日(月) 09:00 〜 11:45 W934 (W934)

石井 仁(豊橋技科大)、佐々木 実(豊田工大)

11:15 〜 11:30

[11a-W934-10] Si-IGBTプロセスによるFZ-Siの少数キャリアライフタイムへの影響評価-III-

小林 弘人1、横川 凌1,2、木下 晃輔1、沼沢 陽一郎1、小椋 厚志1、西澤 伸一3、更屋 拓哉4、伊藤 一夫4、高倉 俊彦4、鈴木 慎一4、福井 宗利4、竹内 潔4、平本 俊郎4 (1.明治大理工、2.学振特別研究員、3.九州大工、4.東京大工)

キーワード:キャリアライフタイム、IGBT

Si絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(Si-IGBT)は高耐圧パワー半導体デバイスとして今後の主流になると期待され、3Dスケーリング等の開発が進められている。さらに、Si-IGBTの性能向上にはキャリアライフタイム制御も重要である。
Si-IGBT製造には、周囲に空乏層を作り耐圧を高めるためにガードリングを形成する必要がある。このガードリングを形成するプロセスでは、1100℃、3 hourの高温ウエット酸化処理で約1 μmのマスク酸化膜を形成し、リソグラフィとエッチングでパターンを形成し、Bイオン注入を行う。続いて1100℃、20 hourの拡散処理を行なっている。本研究では、高温ウエット酸化処理プロセスにより、酸素がFZ-Si中に注入され、少数キャリアライフタイムが減少することを見出したので報告する。