2019年第66回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(ポスター講演)

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[9p-PA4-1~30] 6.3 酸化物エレクトロニクス

2019年3月9日(土) 16:00 〜 18:00 PA4 (屋内運動場)

16:00 〜 18:00

[9p-PA4-29] 充放電サイクル後の「LiCoO2-BaTiO3-電解液」三相界面の観察

〇(DC)安原 颯1、吉川 裕未2、寺西 貴志2、坂田 修身3、安井 伸太郎1、谷山 智康4、伊藤 満1 (1.東工大、2.岡山大、3.NIMS/SPring-8、4.名古屋大)

キーワード:リチウムイオン二次電池、BaTiO3、LiCoO2

リチウムイオン二次電池の正極に酸化物を担持すると充放電電流値を増加させた際に生じる容量低下を抑制し高速充放電時の特性を向上させるが、その原理については未だ理解されていない。我々は高速駆動化の原理解明のためにこれまでLiCoO2エピタキシャル薄膜を用いた研究を行った結果、LiCoO2-担持物-電解液の三相界面が重要であることを突き止めている。今回は充放電サイクル後に薄膜を測定セルから取り出し、電子顕微鏡およびX線回折による三相界面の観察を行った。