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[9p-S011-1] [講演奨励賞受賞記念講演] Ar+O2+H2スパッタIn–Ga–Zn–OによるSchottkyダイオード特性向上
キーワード:In–Ga–Zn–O、ショットキーダイオード、フレキシブルデバイス
InGaZnO (IGZO)は室温成膜においても高い移動度を示し、フレキシブルデバイスへの応用が期待される。我々は前回、反応性スパッタ法で成膜した酸化銀(AgxO)と、スパッタ成膜時に水素を導入したIGZOとのIGZO/AgxO酸化物ヘテロ界面において、良好なSchottkyダイオード(SDs)(整流比:17×1010, 障壁高さ:1.17 eV, 理想因子:1.07)をプロセス温度150℃で実現可能であることを報告した。本講演ではIGZO/AgxO界面でのSchottky障壁形成機構からフレキシブル化に向けたIGZO SDs低温プロセス技術について報告する。