2020年第81回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

15 結晶工学 » 15.6 IV族系化合物(SiC)

[11a-Z23-1~9] 15.6 IV族系化合物(SiC)

2020年9月11日(金) 09:00 〜 11:30 Z23

星乃 紀博(電中研)

11:00 〜 11:15

[11a-Z23-8] シリコンキャップアニールを行った4H-SiC表面の電気伝導機構の解析

花房 宏明1、東堂 大地2、東 清一郎1 (1.広島大先進理工、2.広島大先端研)

キーワード:炭化ケイ素, オーミックコンタクト, シリサイド熱処理

シリコンキャップアニール(SiCA)を行うことでSiCに対して電極金属を堆積するのみで低抵抗コンタクトが得られる。高抵抗層にSiCA処理を施したサンプル上にショットキーバリアダイオードを作製し、導入される欠陥量や電気伝導機構の解析を試みた。その結果、SiCAにより4H-SiC表面に1019cm-3を超える欠陥が導入され、表面ポテンシャルが薄く急峻になり、トンネル電流が支配的に流れることでオーミックコンタクトが形成されていることが示唆された。