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[11a-Z23-8] シリコンキャップアニールを行った4H-SiC表面の電気伝導機構の解析
キーワード:炭化ケイ素, オーミックコンタクト, シリサイド熱処理
シリコンキャップアニール(SiCA)を行うことでSiCに対して電極金属を堆積するのみで低抵抗コンタクトが得られる。高抵抗層にSiCA処理を施したサンプル上にショットキーバリアダイオードを作製し、導入される欠陥量や電気伝導機構の解析を試みた。その結果、SiCAにより4H-SiC表面に1019cm-3を超える欠陥が導入され、表面ポテンシャルが薄く急峻になり、トンネル電流が支配的に流れることでオーミックコンタクトが形成されていることが示唆された。