2020年第81回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.4 有機EL・トランジスタ

[9a-Z11-1~13] 12.4 有機EL・トランジスタ

2020年9月9日(水) 09:00 〜 12:30 Z11

永瀬 隆(阪府大)、北村 雅季(神戸大)

10:00 〜 10:15

[9a-Z11-5] 微小正弦波重畳型変位電流評価法を用いたPentacene有機MIS型素子のインピーダンス評価

神林 辰洋1、平賀 太一1、田中 有弥1,2、石井 久夫1,2,3 (1.千葉大院融合、2.千葉大先進、3.千葉大分子キラリティ)

キーワード:有機エレクトロニクス

有機デバイスの性能を向上させるためには電荷注入機構の理解は重要である。インピーダンス分光(IS)ではインピーダンス(Z)の方向依存性を評価できず、変位電流評価法(DCM)ではZを定量的評価ができなかった。そこで我々はISとDCMを組み合わせた微小正弦波重畳型変位電流評価法(AC-DCM)を提案している。本研究ではMIS型素子を作製し、AC-DCMを用いてZの掃引方向依存性評価を行った。掃引方向依存性より、注入過程と放出過程のZが異なる結果を示した。