2020年第67回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

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[12a-D511-1~10] 13.6 ナノ構造・量子現象・ナノ量子デバイス

2020年3月12日(木) 09:30 〜 12:15 D511 (11-511)

井原 章之(情通機構)、原田 幸弘(神戸大)

11:45 〜 12:00

[12a-D511-9] MEMS両持ち梁共振器のモード間結合と巨大な熱感度増大効果

近藤 諒佳1、黒山 和幸1、邱 博奇1、張 亜2、長井 奈緒美1、平川 一彦1 (1.東大生研、2.東京農工大)

キーワード:MEMS共振器、テラヘルツ検出器、モード間結合

我々は、MEMS両持ち梁共振器のテラヘルツ(THz)検出器の研究を行っている。MEMS梁にTHz電磁波が入射し吸収されると、梁部の温度上昇が梁の熱膨張を誘起し、梁の共振周波数の変化で電磁波パワーを読み取ることができる。
MEMS梁を大振幅駆動すると、モード間結合効果が起こる。その際に、特定の熱変調周波数に対して熱感度が50倍程上昇することが確認できた。
この周波数が各結合モードの周波数に依存することが分かったので報告する。