2020年第67回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

13 半導体 » 13.5 デバイス/配線/集積化技術

[12p-A305-1~13] 13.5 デバイス/配線/集積化技術

2020年3月12日(木) 13:45 〜 17:15 A305 (6-305)

多田 宗弘(NEC)、山口 まりな(キオクシア)

15:45 〜 16:00

[12p-A305-8] 極値理論を利用した最大SRAMデータ保持電圧の温度依存性の統計解析

水谷 朋子1、竹内 潔1、更屋 拓哉1、小林 正治1,2、平本 俊郎1 (1.東大生研、2.東大d.lab)

キーワード:SRAM、データ保持電圧、極値理論

微細SRAMアレイの最低動作電圧は,トランジスタ特性のランダムばらつきによってもたらされる最もバランスの悪いセルで決定される.全セルが同一分布関数に従えば,統計的に外挿することで最悪値の推定は可能だが,全セルの測定は現実的ではない.以前我々は,極値理論を用いて,バルクSRAMの最悪ケースのデータ保持電圧 (DRV) の統計解析を行い,最悪ケースのDRVはGumbel分布に従うことを報告した.本研究ではSOTB SRAMに拡張した.さらに温度依存性を評価し,高温での大容量SRAMの最悪DRVを推定したので報告する.