2020年第67回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

合同セッションN「インフォマティクス応用」 » 23.1 合同セッションN「インフォマティクス応用」

[14a-A205-1~10] 23.1 合同セッションN「インフォマティクス応用」

2020年3月14日(土) 09:30 〜 12:15 A205 (6-205)

吉川 英樹(物材機構)、小島 拓人(名大)

10:30 〜 10:45

[14a-A205-5] ニューラルネットワークを用いた色彩情報センサーの補正と農業応用

植野 伸哉1,2、酒井 道2 (1.チェッカーズ、2.滋賀県立大工)

キーワード:ニューラルネットワーク、光学センサー、農業

様々な分野において、複数変数により物理事象を特定・可視化する方法として、各種センサーシステムが用いられており、近年では工場だけでなく農業などの作業現場でも使われ始めている。これらセンサーでの見守りを行う作業現場では多くの台数が必要となるが、そのためには高価で精度の高いセンサーではなく、安価な汎用品センサーが有効である。我々はこれまで、汎用レベルの色彩情報センサーに対して、ニューラルネットワーク処理を用いて測定値を補正することで、センサーそのものの精度によらず、より精度の高い測定を実現してきた。農業応用では、果物の熟度判定には一般的に糖度が使われており、今回は、回帰分析により色情報との関連付けも行う。