[14a-B309-1~10] 3.12 ナノ領域光科学･近接場光学

[14a-B309-8] 伝播型表面プラズモン共鳴による増強ラマン散乱

〇本多 巧一^1,2、石飛 秀和^1,2、井上 康志^1,2 (1.阪大院生命機能、2.産総研・阪大PhotoBIO-OIL)

キーワード：表面プラズモン共鳴、ラマン散乱

ラマン分光計測系と減衰全反射(ATR)光学系を組み合わせた光学系を試作し、金属薄膜の伝播型SPRにより増強されるラマン散乱の入射角度依存性を調べたので報告する。ATR光学系ではクレッチマン配置を用い、金属薄膜表面上の分子からのラマン散乱光は後方散乱配置により検出した。ガラス基板上に膜厚50 nmの銀薄膜を蒸着し、ローダミン6Gを分散させた試料に対し、基板試料台を回転させながらATRスペクトルとラマンスペクトルを測定した。